「先代蠍座が出たらND読む」
数年前に宣言した真っ赤な誓いを、とうとう実行に移す時がやってきたようです
NDを、ずっと読まないで来たのには、わたしなりの理由があります
原作者本人に、黄金聖闘士たちがいなくなってしまった後の世界を描かれることで、ああ、ミロは本当にいなくなっちゃったんだな……ってのを、実感したくなかったのです
つまり逃避
むかし、再燃への道のりというブログ記事にも書きましたが、わたしは当時、ミロの死を受け入れることがとてもつらかった
そのうえでNDを読んでしまったら、もうなんだかこのジャンルには居られないような、そんな気がしたのであります
リアタイでWJを読んでおられた先輩がたには、この惰弱がと蔑まれても、返す言葉もございません
そんなこんなで、NDを最新刊までまとめてポチッ ※kindle
ND一巻は、自分でも忘れてしまうくらい古いウィッシュリストに入っておりました
読みながら思い出したのですが、わたしはどうやら1巻だけ、漫画喫茶でチラ見していたようです
アニメ鑑賞会は漫画喫茶でも行われていたので、きっとその時でしょう
テンマにアローン、懐かしい名前だ……
そうだ、NDは、たしかLCと時を同じくして連載されていたのでした
NDは、全ページフルカラー
なぜか吹き出しに至るまでカラーの縁取りがされており、原作者としても初の試み(?)のためか、若干、迷走している感が否めません
しかし、ザシャア! などおなじみの効果音、吹っ飛ばされた時の体の反り具合、わざとなのかクオリティなのか、適当に描かれたキャラクターの崩れ顔にも、懐かしさがこみ上げてきます
パンドラさまが物凄い権力者みたいに描かれていたり、シオンが「おこられるぞ」なんて言葉を口にしたり……おい小学生じゃないんだから ネームはちゃんとチェックを受けているのか……いや、御大にそんなダメだしできる担当がいるわきゃないですね
それにしてもテンマ、自分の意思を貫き通せとか、水鏡せんせいが裏切るはずはないとか、んなむちゃくちゃなと思わせつつも、聖闘士星矢だから仕方がないと納得させる謎の説得力はさすがです 古き良き少年漫画の主人公というかんじ
こういうの嫌いじゃないぜ……!
ところで水鏡せんせいは、よみがな「すいきょう」だったのですね
わたくしずっと「みかがみ」だと思い込んでおりました ドラクエ脳ですまない
読み終えてみれば、エッもう終わり? 次、次! という、意外とサクサク楽しめそうな予感
あれだけ読むのを怖がっていたのに……今は、そわそわと落ち着かない不思議な気持ちです
ほろーんとした感想を並び立ててしまったけれど、
ああ、まじで原作者の星矢だこれ……
ついにわたしもNDを読み始めてしまった……
とにかく、この二言につきます
思いのほかDLに時間がかかってしまい、まだ全部は読めていないのですが、明日発売のチャンピョンで、いよいよ先代蠍座の気配がするとかしないとか
それまでには、もう少し読み進められたらいいなと思います
あと宇宙兄弟面白いです(お兄ちゃんが好き)