かのたん2018

5月30日、本日、われらがカノンの生誕日であります。
カノン、おめでとう。

海龍のカノン、双子座のカノン。
作中、二つの聖衣を身にまとった、非常に稀有な男であります。たぶん。

カノミロにはまった当時は、カノンといえば、双子座のカノンとしての印象が強くて、そこが好きだったんですよね。
冥界での活躍っぷりがどうこうというより、カノン自身が“双子座の”カノンだと胸を張って戦えること、そうさせたのがミロだということも、本当によかったな、ああ好きだなと感じたためです。

話は変わりますが、個人的に、カノミロというカップリングは、よみがえり設定以外では想像しにくい二人です。再び生を授かったカノンがどんな心境でいるのかというのは、カノミロの成立に、深くかかわってくるところかと思います。
冥界無双してたカノンは、生き残ることも、その先のことも想像していなかったと思うので、よみがえったとしても素直に喜べず、地に足がついていないといったらあれですけど、気持ちが宙ぶらりんというか、そんな状態になってもおかしくないんじゃないかなーと。だって、居場所がないじゃないですか。カノン。最初からああいう死に方をするつもりはさすがになかったと思うけど、それがふさわしいくらいは思ってたかもしれない。そんな人間がもう一度生きろといわれてもって話ですよ。望んだわけでもないのに。
で、そんなふわっとしたカノンを聖域にとどまらせるのが、やっぱりミロであってほしい。カノミロ好きなわたしとしては。
聖域での立場がどうであれ、ミロが認めたカノンなのだということを、カノンはもう一度自覚する。
これが、セカンドインプレッション。
二度目の、カノンのミロとの出会い。
そして、カノミロのはじまりの予感。
トゥクン。

……あれ、なぜかカノミロトークになってしまった。
まあいつものことです。

話を戻しまして、わたしは、双子座のカノンが好きでした。
だけど今は少し違います。というか、違ったのだと気づいたのです。もうずいぶんと前のことですけれども。

まとうものが、鱗衣だろうと聖衣だろうと、カノンはカノン。
戴く座の問題ではないのです。
ミロが認めたカノンは一人だけです。

ただ、ここだけの話。
カノンよりもミロの方が、“双子座のカノン”に思い入れがあったりするんじゃないかなあ。
わたしの見立てです。

話があちこち散らばってしまいましたが、カノン、大好きです。
せめてわたしの妄想の中だけでも、幸せな日を送ってくれることを願って。
お誕生日、おめでとうっ!